AGAオンライン診療の費用の相場とおすすめのクリニックを比較するときの条件

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AGAの治療を、通院せずにスマートフォンから受けられる形が広がっています。ただし調べ始めると出てくるのは院ごとの料金表と順位ばかりで、自分がいくら払うことになるのかはかえって見えにくくなりがちです。

この記事は、特定のクリニック名を挙げることも、順位を付けることもしません。示すのは、費用の相場をどう読むかと、クリニックを比較するときに見る条件だけです。どの院がおすすめかを記事が決めるのではなく、読んだ方が自分にとってのおすすめを決められる材料を渡します。

費用について先に結論を出しておくと、月々いくらになるかは治療の目的で変わります。進行を抑えるのか増やすことを目指すのかで、使う薬の種類と本数が変わるためです。公開料金を確認できた範囲では、進行を抑える構成で月1,300円から6,000円ほど、増やすことを目指す構成で月6,000円から28,000円ほどという幅がありました。見るのは表示された薬代だけでなく、診察料と送料を含めた総額になります。比較の条件も先に3つ出しておきます。再診で医師とどう話す運用になっているか、継続を前提にしたときの総額はいくらか、やめたいときにいつまでに何を申し出るのかの3点です。

費用の内訳は中盤で、比較の条件は後半でまとめて扱います。そこに至るまでに、オンライン診療で実際に何をするのか、何ができないのか、対面診療とどう使い分けるのかを順に見ていきましょう。

目次

AGAオンライン診療とは?スマホで受ける医師の診察と薬の処方

AGAオンライン診療とは?スマホで受ける医師の診察と薬の処方

AGAオンライン診療とは、情報通信機器を使って医師の診察を受け、必要に応じて薬の処方まで進める診療形態のことです。制度上は、医師と患者がリアルタイムに映像と音声をやり取りしながら診察・診断を行い、その結果の伝達や処方を行う行為と定義されています。

見出しでは代表としてスマホと書いていますが、カメラとマイクがあればパソコンやタブレットでも受けられます。使う機器や専用アプリの指定は医療機関ごとに違うため、予約の段階で確認しておくとよいでしょう。

院に足を運ぶ工程が抜けるだけで、医師が診察して処方するという骨格そのものは対面診療と変わりません。

AGAオンライン診療とは?スマホで受ける医師の診察と薬の処方

AGAオンライン診療は何する?問診と視診でわかること

オンライン診療の診察で行われるのは、問診と視診の2つです。手で触れる診察や器具を使った検査はできないため、医師は言葉で聞き取れる情報と、画面越しに見て取れる情報から判断していきます。

問診で確かめること

気になり始めた時期と進み方。家族歴。これまでにかかった病気。いま飲んでいる薬とアレルギー歴

視診で確かめること

生え際や頭頂部の後退の程度。地肌の透け方。毛の太さのばらつき。頭皮の色や炎症の有無

AGAは生え際や頭頂部から進む特徴的なパターンを持つため、問診と視診だけでもAGAの可能性を見立てられる場合があります。ただし典型から外れた出方の場合は、オンラインだけで判断せず対面での確認に切り替えます。

参考:厚生労働省「オンライン診療について」

AGAオンライン診療をビデオ通話や電話で受けるときの準備

診察の手段はビデオ通話が基本です。制度上、オンライン診療は文字や写真、録画した動画だけのやり取りで完結させてはならないとされており、その場でのリアルタイムのやり取りが前提になっています。チャット機能は補助であって、それだけで診察は成立しません。

そのため当日までに整えたいのは、映像が途切れない通信環境と、頭頂部や生え際を映せる明るさです。話す内容には病歴や服薬状況が含まれるため、周囲に人のいない場所も確保しておきます。

整髪料で毛を寄せていると実際の状態が映りにくくなるため、診察のときは整髪料を使わず、生え際や頭頂部が見える状態にしておくと医師が確認しやすくなります。なお電話だけで完結させられるかは扱いが別になるため、記事の最後で触れます。

AGAオンライン診療は無料カウンセリングやオンライン診断とどう違う?

各院のサイトには「無料カウンセリング」「無料オンライン診断」といった入口が並んでいますが、これらは診療そのものではありません。診療でない相談からは薬の処方に進めないという点が違いです。

制度の側から見ると、医師が関わる遠隔でのやり取りは3つに分かれます。

区分何をするか薬の処方
オンライン診療医師が診察・診断し、診断結果を伝えて処方などの診療行為を行うできる
オンライン受診勧奨医師が症状を聞き、疑われる病気や受けるべき診療科を伝えるできない
遠隔健康医療相談個別の判断を伴わない一般的な情報提供や受診の案内にとどまるできない

無料と書かれた入口を通っても、その先の治療まで無料になるわけではありません。名称は各院が自由に決めているため、名前ではなく医師が診断して処方まで行うのかで見分け、どこからが有料になるのかを申し込む前に確認しておくと行き違いを避けられます。

AGAオンライン診療のメリット

AGAオンライン診療のメリット

AGA治療は自宅でできますかという疑問には、診察から薬の受け取りまでを自宅で完結させることは可能ですと答えられます。AGAの治療は内服薬と外用薬が中心で、これらは配送で届けられるためです。ただし、医師がオンラインで進めてよいと判断した場合に限られ、検査や施術が必要なときや対面が適した症状があるときは来院が要ります。

そのうえで、オンラインを選ぶと何が変わるのかを、価格を下げやすい構造・周囲に知られにくいこと・通院にかかっていた時間と交通費の3つに分けて見ていきます。

AGAオンライン診療が通院より安いのはなぜ?

オンライン診療の料金が通院より抑えられていることが多いのは、医療機関側のコスト構造が違うためです。値引きをしているというより、かかる費用の項目そのものが少ないといえます。

院内の設備と立地

待合室や処置室を診察の人数分だけ用意する必要がなく、駅前立地や広い床面積も前提にならない

人員と薬の在庫

受付や院内誘導にあてる人手が小さくて済み、薬も発送拠点からまとめて配送する形をとりやすい

ただし、オンラインなら通院より安いと一律には言えません。表示された金額が薬代だけで、診察料や送料が別に加わる場合があるためです。その見方は費用の章で扱います。また、料金が抑えられていることは治療の内容まで同じという意味ではないため、処方される薬や再診の方法もあわせて見ておきます。

AGAオンライン診療が周囲に知られにくい理由

治療を始めるかどうかで迷う理由に、人に知られたくないという気持ちが挙がることは少なくありません。オンライン診療は、その点で人と顔を合わせる場面が減る形式です。薬が自宅へ直接配送される運用であれば、院に出入りするところを見られることも、待合室で他の患者と居合わせることもありません。薬局の窓口で受け取る形をとるかは、医療機関の運用で分かれます。

AGAオンライン診療のメリット

一方で、知られずに済むと言い切れる方法ではありません。荷物は自宅に届きますし、同居の家族がいれば受け取りや保管の場面で目に触れることはあり得ます。品名表記や外装の扱い、置き配や営業所留めへの対応は運用で異なるため、気になる場合は申し込みの前に配送方法まで目を通しておきます。

AGAオンライン診療なら通院にかかる時間と交通費を減らせる

オンライン診療を選ぶと、通院のために使っていた時間と費用が発生しなくなります。効果の話ではなく、かかっていたものが引き算されるという単純な変化です。

引き算されるのは、院までの往復にかかる移動時間、電車代やガソリン代といった交通費、受付から診察までの待ち時間、そして診療時間に合わせて半休を取るような予定の調整です。

ただし通院の負担が軽いことは、そのまま自分に向いているという判断にはなりません。誰に向く形式なのかは、次の章の後にある対面診療との比較で扱います。

AGAオンライン診療のデメリットとリスク

AGAオンライン診療のデメリットとリスク

オンライン診療で不利になるのは、診察の場が画面越しになることで生じる制約です。この章で扱うのはその制約に限ります。薬そのものの副作用は診療形態とは別の話なので、効果と経過を扱う章で整理します。

制約は、診察でできることが減ることと、受けられる治療の選択肢が絞られることの2つです。あわせて、怪しいという声が出る背景も分解します。

AGAオンライン診療のデメリットとリスク

AGAオンライン診療だけでは血液検査や頭皮の触診ができない

画面越しの診察では、手で触れる診察と検体を使う検査ができません。制度の側でも、触診などを行えないためオンライン診療で得られる情報は限られており、対面診療を組み合わせる必要があることを、あらかじめ患者に説明するよう医師に求めています。

触診と頭皮の直接観察ができない

頭皮の硬さや腫れを手で確かめられず、拡大鏡で毛穴や毛の太さを近くから観察する工程も入らない

血液検査ができない

肝機能の数値や、内服中の男性で参照されるPSAの値などを、診察の場で確認できない

たとえば5α還元酵素阻害薬を飲んでいると前立腺がんの指標であるPSAの値が下がることが知られており、他の検査を受けるときには服薬中であることを申告する必要があります。

このため、提携する医療機関で採血だけ受ける形や、郵送で検体を送る検査を組み合わせる運用をとる医療機関もあります。検査が必要になったときにどうつなぐのかは院ごとに違うため、続けることを前提にするなら確かめておく価値があります。

参考:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」

AGAオンライン診療で受けられる治療は内服薬と外用薬が中心

オンラインで完結する治療は、自宅で自分が使える形の薬に絞られます。具体的には飲み薬と、頭皮に塗る外用薬(塗り薬)です。施術者の手が要る治療はオンラインだけでは完結しません。

毛包を採取して移植する自毛植毛、頭皮に薬剤を注入する治療、照射機器を頭皮に当てる治療は、いずれも来院と施術の時間が要るため、検討したい場合は通院での相談が必要です。

AGAの治療は、まず薬から始めて経過を見る進め方が一般的なので、始めの段階ではオンラインで扱える範囲と重なりやすいといえます。ただし薬を続けても変化が出ないときに次の選択肢へ移る道が用意されているかは、オンラインだけで組み立てる場合の弱点になり得ます。

AGAオンライン診療が怪しい・やめとけといわれる理由

検索すると、怪しい、やめとけといった言葉が並ぶことがあります。ただしこれらは感想として書かれていることが多く、そのまま受け取っても判断材料にはなりません。何が不安視されているのかを分解するほうが役に立ちます。

挙がりやすいのは、再診の実態・解約の条件・届く薬の承認状況といった、申し込む前に見えにくい点です。

AGAオンライン診療のデメリットとリスク

これらはいずれも公開されている情報で確かめられます。再診の運用は診療の案内ページ、解約の条件は利用規約や取引条件の表示ページ、扱う薬の承認状況は治療内容の説明に書かれていることが多く、書かれていない項目があること自体も判断材料になります。

一方で、怪しいという言葉には仕組みそのものへの警戒が混じっていることもあります。仕組みそのものは国の指針に沿って運用されるため、制度として担保されていることと、個々の医療機関の運用は分けて見ると整理しやすくなります。

AGAオンライン診療と対面診療(通院)はどっちがいい?

AGAオンライン診療と対面診療(通院)はどっちがいい?

オンライン診療は、対面診療(通院)に取って代わるものとしてではなく、それを補うものとして位置づけられています。国の指針も、オンライン診療が適さないと医師が判断した場合には対面診療を実施することを求めています。つまりどちらが優れているかを競う関係ではありません。

この章で扱うのは、では自分はどちらを選ぶかという判断です。長所と短所は繰り返さず、判断の分かれ目になる材料だけを見ていきます。以降は「対面診療」と表記します。

なお、この判断は入口の話であって、一度決めたら変えられないものではありません。切り替えの扱いは記事の最後で触れます。

AGAオンライン診療が向いているのは通院の回数を減らしたい人

オンライン診療が向くのは、治療そのものより通院の段取りのほうがハードルになっている方です。薬を続けることに支障はないが、診察のために時間を空けることが続かない、という状況が当てはまります。

  • 平日の診療時間内に通う時間を確保しにくい
  • 生活圏にAGAを扱う医療機関が少なく移動に時間がかかる
  • 生え際や頭頂部から緩やかに進んでおり急な変化がない
  • ほかに治療中の病気がなく飲んでいる薬も少ない
  • 治療を受けていることを周囲に知られたくない

逆に慎重に考えたいのは、体の状態を数値で管理しながら進めたい場合です。肝機能に不安がある、ほかの薬を複数飲んでいるといったときは、検査まで一続きで受けられる形のほうが扱いやすくなります。

どちらか一方に振り切る必要もありません。診断と初期の評価は対面で受け、経過が安定してからオンラインに切り替える組み立て方もできます。

AGAだと思っても対面診療(通院)で診てもらったほうがいい症状

抜け毛が増えたときの原因はAGAだけではありません。ほかの脱毛症と見分ける必要がある症状が出ている場合は、画面越しの視診では判断しきれないため、対面での診察が適しています。

円形や楕円形に抜けている

境界がはっきりした脱毛斑は円形脱毛症の特徴。AGAとは進み方も対処も異なる

数週間で急に抜けた

発熱や手術のあとに起こる休止期脱毛や、服用中の薬の影響が関わることがある

頭皮に赤み・かゆみ・フケがある

脂漏性皮膚炎など頭皮そのものの状態が関わる場合、まず皮膚を診る必要がある

痛みやただれを伴う

感染や瘢痕を残す脱毛症の可能性があり、早い段階で皮膚科の診察を受ける

AGAオンライン診療と対面診療(通院)はどっちがいい?

円形脱毛症の診療ガイドラインでも、診断にあたっては男性型脱毛症や休止期脱毛症、頭部白癬などを鑑別する必要があるとされています。似た見た目でも原因が違えば治療も変わるため、自己判断でAGAの薬を始める前に、どの脱毛症なのかを確かめる工程が要ります。

参考:日本皮膚科学会「円形脱毛症診療ガイドライン2024」

なお、オンライン診療でこうした症状が疑われた場合は、医師の側からも対面受診を勧める判断が入ります。

AGAオンライン診療を女性が受けるときは男性とは処方される薬が違う

薄毛の悩みは男性だけのものではありませんが、女性と男性では使える薬の範囲が違います。男性型および女性型脱毛症の診療ガイドラインでは、フィナステリドとデュタステリドの内服について、男性型脱毛症では強く勧められる一方、女性型脱毛症には行うべきではないとされています。違いが出るのは主にこの内服で、ミノキシジルの外用は男女とも選択肢に入ります。女性が選べる薬と、女性の薄毛を診ているクリニックについてはFAGA治療・女性の薄毛治療おすすめクリニックの比較で整理しています。

男性の場合

5α還元酵素阻害薬の内服が中心。必要に応じてミノキシジルの外用を組み合わせる

女性の場合

5α還元酵素阻害薬の内服は行わない。外用のミノキシジルも男性とは濃度が異なる

女性の薄毛は女性型脱毛症と呼ばれ、進み方も治療の組み立ても男性型とは異なります。そのため、女性がオンライン診療を受けられるかどうかは医療機関によって差があります。女性の診療枠を設けている医療機関もあれば、男性の治療のみを扱う医療機関もあるため、申し込む前の確認が必要です。

参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」

AGAオンライン診療の予約から薬が届くまでの流れ

AGAオンライン診療の予約から薬が届くまでの流れ

初めて受けるときに想像しにくいのが、申し込んでから薬が届くまでに何が起こるかという流れです。院に行かないぶん手続きの進み方が見えにくいので、先に全体像を並べておきます。

STEP
予約を取る
サイトやアプリから希望日時を選ぶ。初診と再診で入口が分かれていることが多い
STEP
問診票を記入する
症状の経過・既往歴・服薬中の薬・アレルギー歴を、診察前に入力しておく
STEP
本人確認を受ける
身分証を提示して本人であることを確認する。医師の側も資格を確認できる状態にする
STEP
診察を受ける
ビデオ通話で問診と視診を受け、治療の方針と薬の説明を聞いたうえで処方が決まる
STEP
支払いを済ませる
自由診療のため全額が自己負担。決済の時期は医療機関によって異なる
STEP
薬を受け取る
発送拠点から配送で届く。受け取り方法は医療機関と配送業者の運用による

工程の数だけを見ると多く感じますが、①と②は自分の都合のよい時間に済ませられます。③の本人確認は事前の場合と④の診察時の場合があります。

AGAオンライン診療の予約から薬が届くまでの流れ

AGAオンライン診療の初診で用意するもの

初診で必要になるものは、身分の確認に使うもの・体の情報を伝えるもの・支払いに使うもの・診察を受ける環境に分けると漏れがありません。

本人確認の書類

顔写真付きの身分証明書。どの書類が使えるかは記事末のよくある質問で詳しく扱う

服薬と既往に関する情報

いま飲んでいる薬とサプリメント。市販薬も含める。かかった病気とアレルギー歴も整理しておく

支払いの手段

クレジットカードなど、その院が対応している決済手段

通信と場所

映像が途切れない回線と、頭部を映せる明るさのある静かな場所

このうち見落とされやすいのが服薬中の薬です。制度上、医師は患者が現在飲んでいる薬を確認しなければならず、患者の側にも正確な申告が求められています。既往歴や服薬の情報を把握できていない患者に対しては、初診で8日分以上の処方を行わないことになっているため、医師が把握しきれないと判断した場合は初回の処方量が制限されることがあります。

AGAオンライン診療の診察にかかる時間と薬代の支払い方法

診察そのものにかかる時間は、初診で十数分程度、再診はそれより短いという運用が多く見られます。ただし所要時間は医療機関の運用によって幅があります。

AGAオンライン診療の予約から薬が届くまでの流れ

支払いは、AGAの治療が自由診療であることが前提になります。健康保険証を使う窓口精算ではないため、決済はオンラインで行われますが、予約時にカードを登録する形か、処方が決まってから支払う形かは医療機関によって異なります。広く対応されているのはクレジットカードで、デビットカードや代金引換への対応は分かれます。

いずれの形でも、決済が完了しないと発送は始まりません。定期的に薬が届く契約なら、2回目以降の決済がいつ行われるかも確認しておきます。

AGAの治療薬が発送されてから自宅に到着するまでの日数

薬が手元に届くまでの日数は、配送そのものの条件で決まる部分が大きく、医療機関がどれだけ早く発送しても、そこから先は距離と配送手段に左右されます。

発送拠点と届け先が近ければ翌日に届くこともあれば、遠方や中継が入る地域ではさらに日数がかかります。離島や山間部では同じ都道府県内でも遅くなることがあり、連休を挟むと通常より日数がかかることもあります。

そのため、到着日を厳密に見込むより、薬が切れる前に余裕を持って次の診察を受けるほうが行き違いなく進みます。特に定期的に届く契約でない場合、再診の予約が遅れるとそのまま服薬の間隔が空きます。

受け取り方法が対面での受け渡しに限られるのか、宅配ボックスや営業所での受け取りに対応しているのかも、医療機関と配送業者の運用で決まります。不在が続きやすい生活であれば、申し込みの段階で受け取り方の選択肢まで見ておきます。

AGAオンライン診療にかかる費用の相場と内訳

AGAオンライン診療にかかる費用の相場と内訳

費用を見るときにつまずきやすいのは、表示された金額が何を指しているのかが医療機関ごとに違う点です。AGAの治療は自由診療で価格の付け方も表示の仕方も各院が決められるため、同じ月額に見えても中身が揃っていないことが起こります。そこでまず、費用を構成する項目を分けておきます。

薬剤費

処方される薬の代金。使う成分の種類と本数、何か月分をまとめるかで変わる

診察料

診察に対してかかる費用。初診と再診で金額が分かれる場合と、かからない場合がある

送料

薬を配送するための費用。1回ごとにかかる場合と、一定額以上で不要になる場合がある

検査費と手数料

血液検査を併用する場合の費用。代金引換の手数料や分割払いの負担分もここに入る

相場を数字で当てにいくより、内訳の構造をつかむほうが、実際の負担を見積もるうえでは近道になります。

AGAオンライン診療にかかる費用の相場と内訳

AGAオンライン診療の料金は月いくら?予防と発毛のどちらが目的かで変わる

月額がいくらになるかは、治療の目的をどこに置くかで変わります。進行を抑えることを目的とする場合は、5α還元酵素阻害薬の内服を1剤続ける構成が基本です。一方、発毛を目的とする治療では、そこにミノキシジルの外用などが加わり、薬の種類と本数が増えるぶん費用が上がります。金額の差は治療の中身の差であって、値付けの差だけではありません。

治療の目的薬の構成月あたりの目安(税込)
進行を抑える5α還元酵素阻害薬の内服が中心おおよそ1,300円から6,000円
増やすことを目指す内服に外用などを組み合わせるおおよそ6,000円から28,000円

この金額は、オンライン診療を提供している医療機関のうち、公開された料金表を確認できた4件を2026年8月に調べた範囲のものです。医療機関ごとに設定が異なり、時期によっても変わるため、幅として受け取ってください。

同じ目的でも、先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック)のどちらを使うかで金額は動きます。同じ4件では、先発医薬品を選んだ場合は月10,000円台前後という記載が確認できました。何か月分をまとめて受け取るかによっても、1か月あたりに換算した金額は変わります。まとめて受け取るほど1か月あたりは下がる設定が多い一方、途中でやめたときの扱いは契約によって異なります。

なお、ここで言う予防と発毛は治療の目的を区別する呼び方であって、発毛という言葉が結果を約束するものではありません。

AGAオンライン診療に保険適用がないのはなぜ?

保険が使えないのは、オンライン診療だからではありません。AGAの治療そのものが自由診療にあたるためで、対面で通院した場合も同じく全額が自己負担になります。診療形態を変えても、この扱いは変わりません。

公的医療保険は、病気やけがの治療に対して給付される仕組みです。AGAの治療はこの給付の対象として扱われていないため、費用は全額が自己負担になります。

AGAオンライン診療にかかる費用の相場と内訳

自由診療であることは、費用の見え方にも影響します。保険診療では算定のルールが共通しているのに対し、自由診療ではそれぞれの医療機関が価格を決められます。同じ成分の薬を同じ量だけ処方されても金額が揃わないのはこのためで、比べるときの揃え方は後半の章で扱います。

AGAオンライン診療の値段は薬代だけ?院によって違う送料と診察料

表示された値段が薬代だけを指しているとは限りません。診察料は初診・再診ともにかからないとしている医療機関もあれば、都度かかる医療機関もあります。送料も、1回ごとにかかる場合、一定額以上の購入で不要になる場合と扱いが分かれます。

2026年8月に公開情報を確認できた5件では、診察料を0円としている医療機関が4件で、残る1件は初診で診察のみを受けた場合に1,000円台がかかる形でした。送料は1回あたり550円から1,100円という記載です。薬代が同じでも、ここが加わるかどうかで実際に払う額は変わります。

  • 表示されている金額に診察料が含まれているか
  • 送料が別にかかるか。かかるなら1回あたりいくらか
  • 表示が1か月分か、数か月分をまとめた金額を割ったものか
  • 初回限定の金額か。2回目以降はいくらになるか
  • 血液検査を併用する場合の費用が別に発生するか

こうした項目は、料金ページだけでなく、よくある質問や特定商取引法に基づく表示のページに書かれていることがあります。書かれていない項目があること自体も情報として扱い、問い合わせるか記載が明確な医療機関を選ぶかの判断材料にできます。ここまでに挙げた金額はいずれも調べた時点のもので、医療機関ごとに幅があり改定もされます。実際に申し込む前には、検討している医療機関の料金ページで数字そのものを確かめてください。

AGAオンライン診療で処方される薬の種類

AGAオンライン診療で処方される薬の種類

オンライン診療で処方される薬は、成分と剤形の組み合わせで整理すると見通しがよくなります。同じ成分でも、飲むのか塗るのかで国内での承認の状況が変わる場合があるためです。

成分主な剤形国内での承認の状況
フィナステリド内服薬男性型脱毛症の治療薬として承認されている
デュタステリド内服薬男性型脱毛症の治療薬として承認されている
ミノキシジル外用薬一般用医薬品として承認されている
ミノキシジル内服薬国内では医薬品として承認されていない

承認されているかどうかは、効き目の強さを示すものではありません。国内で品質・有効性・安全性の審査を受け、その用途で使うことが認められているかを示すもので、この区別は副作用が起きたときの扱いに関わります。

AGAオンライン診療で処方される薬の種類

AGAの飲み薬に使われるフィナステリド(プロペシア)とデュタステリド

AGAの飲み薬(内服薬)として使われる代表的な成分が、フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)です。括弧内は先発医薬品の商品名です。どちらも5α還元酵素のはたらきを抑える薬で、男性ホルモンが脱毛に関わる形へ変換されるのを抑えるという考え方に基づいています。

フィナステリド

5α還元酵素のうち2型を抑える。国内では男性型脱毛症の治療薬として承認されている

デュタステリド

5α還元酵素の1型と2型の両方を抑える。同じく男性型脱毛症の治療薬として承認されている

どちらを使うかは、体の状態や過去の治療歴と、効果と副作用の違いについての説明を踏まえて、医師と話し合ったうえで決まります。またどちらも進行に関わる仕組みにはたらきかける薬で、変化を判断できるまでの期間は効果と経過の章で扱います。

なお、飲み薬として使われる成分はこの2つに限られるわけではなく、次に見るミノキシジルにも内服の形があります。

AGAのミノキシジルは外用薬(塗り薬)と内服薬で承認の有無が違う

ミノキシジルは、同じ成分でも塗るのと飲むのとで国内での扱いが分かれます。外用は一般用医薬品として承認されており、薬局でも購入できます。ガイドライン上も、外用は強く勧められる位置づけです。

AGAオンライン診療で処方される薬の種類

一方、ミノキシジルの内服薬は国内で医薬品として承認されていません。もともと血圧を下げる薬として開発された成分で、脱毛の治療薬として飲む形で承認されている国はないとされています。ガイドラインは内服について、利益と危険性が十分に検証されていないことを理由に、行わないよう勧めています。

参考:NCBI Bookshelf「Minoxidil(StatPearls)」

そのため、ミノキシジルの内服が処方に含まれている場合は、それが国内未承認の薬として扱われることを理解したうえで判断する必要があります。何が処方されるのかを診察の場で確認しておくことが大切です。

AGAオンライン診療の国内承認薬と海外の未承認薬で変わる救済制度

ここで押さえておきたいのは、海外製かどうかではなく、国内で承認されているかどうかで扱いが決まるという点です。プロペシアもザガーロも海外の製薬企業が開発した薬ですが、いずれも国内で承認を受けています。海外の企業がつくった薬だから未承認、という読み方は成り立ちません。

この区別が効いてくるのが、医薬品を適正に使用したにもかかわらず重い副作用による健康被害が生じた場合に給付を行う、医薬品副作用被害救済制度です。

参考:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用被害救済制度に関する業務」

国内で承認された医薬品

適正に使用したうえで生じた重い健康被害について請求ができる。給付の可否は個別に審査される

国内で承認されていない医薬品

制度の対象から外れる。個人輸入した医薬品による健康被害は救済の対象にならないとされている

注意したいのは、国内承認薬であれば救済されると決まっているわけではないことです。制度は適正に使用したことを前提にした個別の審査で、用法や用量から外れた使い方をしていた場合などは、承認薬であっても給付されないことがあります。

参考:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」

処方される薬がどちらにあたるのかは、治療を選ぶ段階で確認しておきたい情報になります。

AGAの薬は通販や個人輸入で買える?オンライン診療で出される薬との違い

処方を受けずに医療用医薬品を通販で買うことはできません。フィナステリドやデュタステリドの内服薬は医師の処方が必要な医薬品だからです。診察を経て処方された薬が配送で届くのとは、経路が別の話です。市販で手に入るのは、一般用医薬品として承認されているミノキシジルの外用薬など、限られた範囲です。デュタステリドを例に、オンライン診療と個人輸入で何がどう違うのかはデュタステリド(ザガーロ)通販の比較でまとめています。

一方、海外の販売元から個人輸入という形で取り寄せる方法は存在します。ただしこれは、医師の診察も薬剤師の関与もないまま自分の判断で使うことになるため、問題がいくつも重なります。

中身が表示どおりとは限らない

正規品を装った偽造製品が出回っており、成分が入っていない事例もある

使い方の情報が読み取れない

効能・用法・用量・使用上の注意が外国語で書かれ、正確に理解することが難しい

体に合うかを誰も確認しない

既往歴や飲み合わせを踏まえた判断が入らないまま服用することになる

公的な受け皿がない

健康被害が起きても、前の項で触れたとおり救済制度の対象にならない

ここまで挙げた違いは、医師の診察を経ているかどうかから枝分かれしています。診察があれば、体の状態や飲んでいる薬を踏まえて処方が決まり、何を使うのかを説明で確かめられ、続けているあいだも相談先が残ります。

AGAオンライン診療の効果はいつから?治療開始後の経過

AGAオンライン診療の効果はいつから?治療開始後の経過

治療を始めたあと、いつ何が起こるのかが分かっていると途中で迷いにくくなります。AGAの治療は判定までに一定の期間を要するもので、始めてすぐ結果を見る治療ではありません。

この章では、判定の時期、始めた直後に起こりうる変化、副作用が出たときの相談先、やめたときにどうなるかを順に見ていきます。

AGAオンライン診療の効果はいつから?治療開始後の経過

AGAオンライン診療で効果を判定できるのは治療を6か月続けたあと

効いているかどうかを判断する目安は、治療を始めてから6か月ほどです。男性型および女性型脱毛症の診療ガイドラインでは、フィナステリドの内服について、少なくとも6か月程度は継続して効果を確認すべきであるとされています。判定の時期は使う薬や状態によって前後しますが、この期間はオンラインでも対面でも変わりません。

参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」

判定に時間がかかるのは、髪が伸びる速さと毛が生え替わる周期そのものに理由があります。1か月や2か月の時点で判断すると、まだ結果が出ていない段階で見切ることになります。見比べる材料としては、同じ場所・同じ明るさ・同じ角度で月に一度ほど撮った写真が扱いやすいでしょう。

判定に6か月を要するということは、始める前に6か月続けられる形かどうかを考えておく必要があるということでもあります。この点は医療機関を比べるときの条件とつながるので、後半の章で改めて扱います。

AGA治療の初期脱毛で抜け毛が増える理由

治療を始めて間もない時期に、抜け毛が一時的に増えたように感じることがあります。これは初期脱毛と呼ばれ、毛が生え替わる周期の変化が関わると考えられています。オンライン診療に特有の現象ではありません。

髪には、伸びる時期、伸びが止まる時期、抜けるまで留まる休止期という周期があります。新しい毛が伸び始めると、休止期にとどまっていた古い毛が押し出される形で抜けるため、目に見える抜け毛の量が一時的に増えます。この増加だけを取り出して、薬が効いているかどうかを判断することはできません。

AGAオンライン診療の効果はいつから?治療開始後の経過

この時期は、治療が合っていないと感じやすいタイミングでもあります。ただし抜け毛が増えたことだけを根拠に自己判断でやめてしまうと、判定に必要な期間に届かないまま終わることになります。

とはいえ、抜け毛の増え方が強い場合や、頭皮に赤みやかゆみが出ている場合は、様子を見るべきかどうかの判断が要ります。オンライン診療でも処方元に連絡できる窓口はあるので、迷ったまま抱えずに相談してください。

AGAの薬で副作用が出たときのオンライン診療での相談先

薬である以上、副作用が起こる可能性はあります。どのような症状が起こりうるかを知っておくことと、どこへ連絡するかを決めておくことが備えになります。

5α還元酵素阻害薬の内服

性機能に関する症状や肝機能障害が報告されている。症状の種類と頻度は薬によって異なるため、処方時の説明と添付文書で確かめる

ミノキシジルの外用

塗った部分のかぶれ、かゆみ、赤みなど、局所の症状が中心

連絡先は、薬を処方した医療機関です。オンライン診療の指針でも、患者の急変など診療の継続が適切でない状況になった場合に安全が確保されるよう、医療機関が必要な体制を確保しなければならないとされています。連絡手段と受付時間が案内されているかは、始める前に見ておきたい点です。

ただし、強い息苦しさや動悸、意識がはっきりしないなど待てない症状が出た場合はその限りではありません。処方元からの連絡を待たず、救急要請を含めて速やかに対面の診察を受けてください。

AGAの治療をやめると脱毛が再び進み始める

薬をやめると、治療によって保たれていた状態は維持されなくなります。ガイドラインは、内服を中止すると効果は消失するとしています。飲み続けているあいだの状態が、やめたあともそのまま続くとは限りません。

やめてからどのくらいの時期に、どの程度戻るのかについては、はっきりした時期を示す根拠がありません。何か月後にこうなるという形では言えないというのが正確なところで、分かっているのは、進行を抑える力がなくなれば再び進み始めるという方向性までです。

つまりAGAの治療は、期間を区切って終わると決めておける治療ではありません。やめる時期は、効果と副作用と費用を見ながら医師と相談して決めます。だからこそ医療機関を選ぶときの基準は、始めやすさよりも続けやすさに寄ってきます。

AGAオンライン診療のクリニック比較の条件と情報の読み方

AGAオンライン診療のクリニック比較の条件と情報の読み方

ここからが記事の着地点です。改めて書いておくと、この章でも順位は付けませんし、医療機関の名前も挙げません。渡すのは、自分の条件に当てはめて判断するための材料だけです。

扱うのは3層です。1つ目は、再診の形態・解約の条件・料金の表示単位など、医療機関ごとに運用が分かれる点を見ます。2つ目に、口コミと第三者の順位という外から入る情報の読み方を扱います。3つ目で、この2つを自分の通院頻度・続けたい期間・予算に照らして束ねます。

AGAオンライン診療のクリニック比較の条件と情報の読み方

AGAオンライン診療の再診で医師と話せるか

医師法は、医師が自ら診察しないで治療を行ったり処方せんを交付したりすることを禁じています。診察を経ない処方は制度上認められないということが出発点です。

ただし、実際にどういう形で再診が行われるかには医療機関ごとの差があります。指針は実施のたびに医師が可否を判断することを求めていますが、その判断に至るまでの流れは一律ではありません。毎回ビデオ通話をつないで話す運用もあれば、先に問診票で経過を報告し、そのうえで医師が状態を確認する運用もあります。問診票だけで診察が済むという意味ではないため、処方の前に医師がどの方法で状態を見るのかを確かめます。

6か月続けて判定する治療である以上、途中で状態を見てもらう機会があるかは判断材料になります。副作用が気になったときに医師と話せる経路がどこにあるのかは、診療案内から読み取れます。

AGAオンライン診療の解約を申し出る期限と手続き

申し出の期限が問題になるのは、主に薬が定期的に届くプランを契約している場合です。1回ごとに診察と処方を受ける形なら、次を申し込まなければそこで終わります。

定期的に届くプランでは、次回の発送日を基準に申し出の期限が決められていることが一般的で、期限を過ぎると次の分が発送されます。通信販売にあたる取引では、申込みの撤回や解除に関する事項を広告に表示することが法律で定められているため、この条件は公開されているページで確認できます。

参考:消費者庁「特定商取引法ガイド 通信販売」

いつまでに申し出るか

次回発送日の何日前までか。基準になる日が発送日か決済日かもあわせて確認する

どこに申し出るか

マイページからの操作で完結するのか、電話や問い合わせフォームが必要なのか

受付の時間帯

電話のみの受付なら営業時間内に連絡できるか。締切直前に手が空くとは限らない

最低利用回数の有無

何回目までは解約できない条件が付いているか。付く場合の総額はいくらか

これらは特定商取引法に基づく表示のページや利用規約に書かれています。申し込む前に読んでおく項目であって、やめたくなってから探すものではありません。

AGAオンライン診療が安いかどうかは1か月分の料金だけでは決まらない

表示された1か月分の金額は、そのまま比べられる数字とは限りません。

表示の見え方実際に確かめること
月○○円からどの薬の、どの構成での金額か。薬の少ない組み合わせの金額であることが多い
初回○○円2回目以降がいくらになるか。初回だけの金額で年間の負担は見積もれない
○か月分まとめて○○円1か月あたりに割り戻すといくらか。途中でやめたときの精算はどうなるか
診察料無料薬代に含まれているのか、本当にかからないのか。送料は別に発生しないか

比べるときは、期間と含まれる項目を揃えるのが基本です。効果を判定できるのが6か月続けたあとである以上、1か月分ではなく6か月分の総額で並べ、そこに診察料と送料を足したものが比較に使える数字になります。同じ条件に直してから比べるという一手間が、後から効いてきます。

AGAオンライン診療の口コミや評判はどこまで参考にできる?

口コミを読むときにまず知っておきたいのは、医療機関が自分のサイトに載せる体験談と、利用者が第三者のサイトに書く口コミでは制度上の扱いが違うという点です。

医療広告ガイドラインでは、患者その他の者の主観や伝聞に基づく、治療の内容や効果に関する体験談の広告が禁止されています。医療機関が自らのウェブサイトに掲載する体験談は広告に該当するため、この禁止の対象です。一方、利用者が自分の意思で書いた口コミは広告には当たりません。ただし医療機関からの依頼や謝礼があれば広告として扱われます。

参考:厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告等ガイドライン)」

AGAオンライン診療のクリニック比較の条件と情報の読み方

読み方の方針はここから出てきます。第三者が確かめようのある事実、つまり予約が取れた日時・待ち時間・発送された日・解約時の対応は、確認可能な運用面として参考にできます。一方、生えた・効かなかったといった効果の記述は、そもそも広告として使えない種類の情報であり、他人の結果を自分に当てはめても判断材料になりません。件数ではなく、自分が知りたい運用について書かれているかで拾うほうが実用的です。

AGAオンライン診療でどこがいいかを示すランキングの基準は?

第三者のサイトが並べている順位は、何らかの基準に沿って作られています。問題はその基準が開示されているかで、同じ順位表でも基準が違えば並び順は変わります。料金で並べたものと、掲載の契約がある順に並べたものでは意味が違います。

何を基準に並べたのか

料金・院数・対応時間・薬の種類。基準が書かれていない順位は根拠を確認しようがない

料金で並べているならどの条件か

1か月分か6か月分か。薬代のみか診察料込みか。条件が揃わなければ順位は成り立たない

掲載の対価があるか

広告であることの表示があるか。掲載料や成果報酬の有無が示されているか

いつ時点の情報か

自由診療の価格は変わる。作成時点と現在で内容が食い違っていないか

順位そのものを避ける必要はありません。候補を絞るきっかけとしては使えます。ただし、そこで示された順位を自分にとっての順位として受け取らないことが大切です。順位表が使っている基準と、自分が重視する条件が一致しているとは限らないためです。

AGAオンライン診療でおすすめのクリニックは人気より続けやすさで選ぶ

自分の条件を先に決めることから始めます。どのくらいの頻度なら診察を受けられるか、どのくらいの期間続けるつもりか、月にいくらまでなら無理なく払えるか。条件が先で、医療機関を並べるのは後です。

人気があることは、その条件に合うことを保証しません。利用者が多くても、自分の通える時間帯や払える金額と合うかは別の話です。また、医療機関の側が掲げる「人気No.1」といった表示は、客観的な事実として証明できない最上級の表示や比較優良広告にあたるものとして、医療広告ガイドラインの規制対象になります。この2点は混ぜずに読み、そうした表示は何をいつ誰が数えた結果か示されているかで見ます。

では、比べるときに見る項目を並べます。詳しくは各章で扱っているので、確認の観点にとどめます。

  • 再診で医師と話す形になっているか。状態を見せる機会があるか
  • 解約の申出期限と手続きの方法が、申し込む前に確認できる形で公開されているか
  • 6か月分の総額に、薬代・診察料・送料をすべて含めて計算したか
  • 処方される薬が国内で承認されたものか、未承認のものが含まれるか
  • 副作用が出たときの連絡先と受付時間が案内されているか
  • 対面診療が必要になったときに、どうつなぐ体制になっているか

これらを、診察を受けられる頻度・続けたい期間・払える金額の3条件と突き合わせると、候補は絞られます。どれが正解かは人によって変わります。通院の時間が取りにくい方と、検査まで一続きで受けたい方とでは、同じ項目を見ても選ぶ先が変わって当然です。

ここまで並べてきたのは決めるための条件です。あとは自分の条件に当てはめて、続けられる形になっているものを選んでいくことになります。

AGAオンライン診療のよくある質問

AGAオンライン診療のよくある質問

ここまでの章に収まりきらなかった疑問をまとめて扱います。

AGAオンライン診療は地方からでも東京や大阪のクリニックで受けられる?

受けられます。オンライン診療は、患者が住んでいる地域を条件にする仕組みではありません。医療は医療提供施設または患者の居宅などで提供されることになっており、この扱いはオンライン診療でも同じです。ただし診療の対象地域や薬の配送範囲を定めている医療機関はあるため、申し込む前に確かめます。

ただし、対面での診察が必要になったときの経路は考えておく必要があります。指針は、患者の所在地に応じた地域の医療機関との連携体制を整えるよう定めています。遠方の医療機関を選ぶ場合は、その体制がどう案内されているかが確認の対象になります。

AGAオンライン診療に必要な本人確認書類は?

初診でオンライン診療を受ける場合、本人確認は原則として顔写真付きの身分証明書で行うことになっています。マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなどが該当します。

顔写真付きの書類を持っていない場合は、2種類以上の身分証明書を使う方法や、1種類しか使えないときに本人確認のための質問などを組み合わせる方法がとられます。どの書類が使えるかは医療機関の案内に従うため、予約の段階で確認しておくと当日つまずきません。

AGAオンライン診療は電話だけで完結する?

電話だけで診察から処方まで完結する形は、オンライン診療の原則からは外れます。AGAの診察では生え際や頭頂部の見え方が判断材料になるためです。

電話での相談を受け付けている医療機関はありますが、診療として扱われるかは医療機関の運用と医師の判断によります。

AGAオンライン診療から対面診療に切り替えられる?

切り替えられます。オンライン診療の指針は、実施が望ましくないと判断される場合には対面による診療を行うべきであるとしており、対面診療への移行は制度の前提として組み込まれています。

具体的には、医師が対面受診を要すると判断したときに、対面受診が可能な医療機関へ連絡や診療情報の提供を行い、患者を対面診療へつなぐことが求められています。ただし同じ医療機関で対面まで受けられるとは限らず、別の医療機関を紹介される形もあります。オンラインを選ぶことは、対面の選択肢を手放すことではありません。

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