グルタチオンとは何?美容や肌・肝臓への成分効果と副作用・危険性も解説

グルタチオンの効果・副作用を紹介

グルタチオンという成分は、どのような役割をもち、不足するとどんな症状が現れるのか、ニキビや肝斑、老化などの肌への美容効果や肝臓への効果・解毒作用を解説します。

また、グルタチオンを補う摂取方法や用法用量、摂取してから効果実感までの期間をまとめ、副作用や併用禁忌などの危険性についても掲載しています。
グルタチオンについて興味がある方、取り入れたいと考えている方は参考にしてみてください。

目次

グルタチオンとは?主な成分の特徴を解説

グルタチオンは、私たちの体内に存在する重要な成分で、肝臓をはじめとするほぼすべての細胞に含まれています。美容や健康維持において注目されている成分ですが、具体的にどのような特徴があるのか見ていきましょう。

グルタチオンの成分構成と還元型・酸化型の違い

グルタチオンは、「グルタミン酸」「システイン」「グリシン」という3つのアミノ酸からなる「トリペプチド」で、体内で合成される成分です。特に肝臓に多く存在し、解毒作用や抗酸化作用など、生命維持に重要な役割を担っています。

グルタチオンの成分構成の図説


グルタチオンには「還元型グルタチオン(GSH)」「酸化型グルタチオン(GSSG)」の2つの形態があり、以下のような働きをしています。

抗酸化作用を発揮する活性型で、活性酸素やフリーラジカルを除去することで細胞を酸化ストレスから保護します。

この仕組みにより、グルタチオンは繰り返し抗酸化作用を発揮することが可能です。
健康な状態では、体内のグルタチオンの多くが還元型として存在しており、高い抗酸化力が保たれています。

しかし、強い酸化ストレスや疾患、加齢などにより、還元型と酸化型のバランスが変化すると、体内の抗酸化力が低下することが示唆されています。
加齢に伴う体内のグルタチオン量や合成能力の低下は、個人差があるものの、この低下によって、老化や健康状態に影響を与える可能性があると考えられています。

グルタチオンが不足するとどんな症状が現れる?

体内のグルタチオン量が低下すると、抗酸化力や解毒機能が十分に働きにくくなり、体調やコンディションに影響を及ぼす可能性があると考えられています。

グルタチオンの低下と関連が示唆されている主な影響には、次のようなものがあります。

グルタチオンは、体内の酸化ストレスを抑える働きに関与しています。
そのため、グルタチオンの量や働きが低下すると、酸化ストレスが増加し、疲れやすさや回復の遅れを感じることがあると考えられています。

グルタチオンが低下すると抗酸化力が低下すると考えられています。
紫外線や外的刺激、酸化ストレスなどによって肌ダメージを受けやすくなることで、肌のくすみやハリの低下など、肌のコンディションに影響を与える可能性があるとされています。

グルタチオンは免疫細胞の働きに関与していることが知られています。
そのため、不足すると免疫機能のバランスに影響を及ぼすことにより、風邪をひきやすくなったり、感染症を起こす可能性があると考えられています。

グルタチオンは肝臓の解毒機能を支える重要な物質です。
体内のグルタチオン量や働きが低下すると、アルコールや薬物の代謝・回復に影響を及ぼす可能性があるとされています。

グルタチオンの低下によって体内の酸化ストレスが増加すると、加齢に伴う身体機能の変化や生活習慣病に関連する代謝バランスの乱れなどが起こる可能性があると考えられています。
また、酸化ストレスは神経系や血管機能の維持にも関与していることから、グルタチオンの働きの低下が、こうした生理的機能に影響を及ぼす要因の一つとなる可能性が示唆されています。

これらはあくまで一般的な傾向であり、感じ方や影響のあらわれ方には個人差がありますが、体内のグルタチオン量の低下すると体調にさまざまな影響を与えることが考えられます。

グルタチオンの効果とは?美容や健康への作用

グルタチオンは、美容と健康の両面でさまざまな効果が期待できる成分です。ここでは、グルタチオンの主な効果について詳しく解説していきます。

グルタチオンの4つの効果ピックアップ

肝臓への効果と解毒作用

グルタチオンは肝臓に最も多く存在する成分であり、肝臓の解毒機能を支える重要な役割を担っています。
肝臓は、体内の解毒を担う中心的な臓器で、アルコールや薬物、食品添加物など、体内で生じた有害物質を処理し、体外へ排出する働きがあります。

この解毒過程においてグルタチオンは重要な役割を担っており、有害物質と結合して水溶性に変えることで、胆汁や尿として排出されやすくする仕組みを支えています。

また、アルコール代謝の過程で生じるアセトアルデヒドの処理にもグルタチオンが関わっており、飲酒後の代謝や体調回復に関係する仕組みの一つとして注目されています。

慢性的な肝疾患や脂肪肝においても、グルタチオンの酸化ストレスを抑える働きによって肝機能の維持や健康状態をサポートし、薬物代謝についても、体内での処理を支える要素の一つとして知られています。

ニキビ・肝斑など肌への効果

グルタチオンは、抗酸化作用を通じて、肌のコンディションを健やかに保つ働きがあると考えられています。

肌が紫外線などの刺激を受けると、チロシナーゼという酵素の働きが活発になり、メラニンが生成されますが、グルタチオンはこのメラニンが作られる過程に影響を与えることが知られています。

特に肝斑などのシミや炎症後の色素沈着については、抗酸化作用やメラニンのバランスを整える働きが注目されており、肌の印象を明るく保つ効果が期待できます。

また、肌の炎症や酸化ストレスをやわらげることで、ニキビや肌荒れなどの肌のコンディションを健やかに保つ働きがあります。

老化の原因になる酸化ストレスへの抗酸化作用

グルタチオンは、体内に存在する抗酸化物質のひとつで、日常生活の中で生じる酸化ストレスによる影響をやわらげる働きがあるとされています。

体内では、呼吸や代謝、紫外線、ストレスなどによって活性酸素が発生し、これらが過剰になると、細胞やDNAなどに影響を与え、老化や体調変化の一因と考えられています。

グルタチオンは、こうした活性酸素による酸化反応を抑えることで、細胞が受ける負担を軽減し、体内環境を健やかに保つ効果が期待できます。

一方で、グルタチオンは加齢とともに低下する傾向があることも分かっており、その結果、酸化ストレスの影響を受けやすくなる可能性があります。

グルタチオンの抗酸化作用と老化についてまとめ

このような背景から、グルタチオンは抗酸化作用を通じて、年齢とともに変化する体調や肌など、全身のコンディションを支える存在として注目されています。

ただし、グルタチオンは、あくまで健やかな状態を保つためのサポートとして考えられており、老化を止めたり若返らせたりするものではない点は理解しておきましょう。

ビタミンC・ビタミンEへの酸化還元作用

グルタチオンは、ビタミンCやビタミンEと協力しながら、体内の抗酸化バランスを保つ働きがあると考えられています。

ビタミンCは血液や細胞内で水溶性の抗酸化物質として、ビタミンEは細胞膜などで脂溶性の抗酸化物質として、それぞれ酸化ストレスから体を守る役割を担っています。

これらのビタミンは抗酸化作用を発揮する過程で酸化された状態になりますが、グルタチオンはその酸化したビタミンを再び働きやすい状態へ整えるサポートをします。

このような相互作用によって、ビタミンCやビタミンEの抗酸化作用が効率よく保たれ、体内全体の抗酸化環境が安定しやすくなると考えられています。

グルタチオンは単独で作用するというよりも、他の抗酸化成分と連携しながら、体内環境を整える重要な働きを持つとされています。

グルタチオンを補うには?

グルタチオンの摂取方法と用法用量もチェック

グルタチオンを体内に取り入れる方法には、点滴や注射、処方薬、サプリメント、食事など、さまざまな選択肢があります。
日本では医薬品成分として扱われており、病院やクリニックで処方される薬や点滴に配合されています。一方、海外ではサプリメントや化粧品にも広く使用されている成分です。
それぞれの特徴や用法用量について詳しく見ていきましょう。

美容皮膚科や皮膚科でグルタチオン点滴・注射を受ける

グルタチオンを効率的に体内に取り入れる方法として、美容皮膚科や皮膚科での点滴や注射があります。

グルタチオンの点滴や注射は「白玉点滴」「白玉注射」とも呼ばれ、美白や疲労回復を目的として多くのクリニックで提供されています。

白玉点滴・白玉注射の比較表
  • 複数の大手美容クリニックで提供されているプランを参考にしています。実際の規格はクリニックによって異なります。

点滴や注射は、消化管での分解を避けて、高濃度のグルタチオンを直接血管に投与できるため、吸収率が高く、比較的短期間で体内に取り入れやすい方法とされています。
定期的に受けることにより、効果が持続しやすく、肌の透明感や体調の変化を実感しやすいでしょう。

初めて受ける方は、まずは週1回のペースで4回程度続けてみて、効果を確認してから頻度を調整するとよいでしょう。
費用はクリニックや配合されているグルタチオンの量、他の美容成分との組み合わせによって価格が変わるため、各クリニックの費用を確認しましょう。

病院・クリニックでグルタチオン配合薬を処方してもらう

グルタチオンは医薬品成分として扱われており、病院やクリニックでグルタチオンを有効成分とする内服薬の処方を受けることができます。

主なグルタチオン内服薬の含有量と薬価比較表

引用:GenomeNet「商品一覧:グルタチオン

国内では、先発医薬品として「タチオン錠」があり、そのほかに後発医薬品(ジェネリック医薬品)も流通しています。
いずれも有効成分はグルタチオンで、含有量に応じて規格が用意されています。

グルタチオンの内服薬は、体内への取り込みが比較的穏やかですが、通院の負担が少なく日常的に取り入れやすいのが特徴です。
そのため、体調や生活スタイルに合わせて、無理なく継続しやすい方法として選ばれています。

グルタチオン内服薬の用法・用量は、症状や年齢、体調などによって調整されますが、成人の1回の服用量は50mg〜100mg、1日の服用回数は1〜3回、食後に服用するのが一般的です。
実際の服用方法や服用量は、症状に応じて医師が判断するため、医師の指示に従って服用しましょう。

iHerb・Amazonなどでグルタチオンサプリを購入する

グルタチオンをサプリメントで摂取する方法もあり、iHerbやAmazonなどのオンラインショップで購入でき、手軽に始められるのがメリットです。

スクロールできます
通販サイト配合成分/記載される含有量価格
iHerbグルタチオンを配合した海外製サプリメント約2,000~12,000円程度
Amazonグルタチオン含有のトルラ酵母配合製品約1,000~6,000円程度
  • 製品によってグルタチオンの含有量ではなく、原料(酵母)の配合量を表記している場合があります。

グルタチオン自体が日本では医薬品成分として扱われており、一般的なサプリメントに直接配合することができません。
そのため、日本国内で流通している製品の多くは、グルタチオンを豊富に含む「トルラ酵母」を原料としています。
トルラ酵母は食用酵母の一種で、グルタチオンに加えてビタミンB群やミネラルなども含まれており、含有量の表記はこの酵母(原料)を記載している場合が多いです。

一方、海外製のサプリメントには、グルタチオンを直接配合した製品もあり、iHerbなどを通じて購入できます。ただし、これらは個人輸入扱いとなるため、製品の品質管理や成分表示、安全性については十分に確認する必要があります。

サプリメントは、あくまで日常の栄養補助が目的の「食品」に位置づけられているため、体内への取り込みは比較的緩やかな傾向が予想され、感じ方には個人差があります。
摂取のタイミングによる吸収率については明確な見解はなく、胃の不快感が出る場合は食後に摂取するなど、体調に合わせて自分で調整する必要があります。

グルタチオン含有のサプリメントを選ぶ際は、価格帯のみならず、成分表示や添加物の有無なども確認し、信頼できるメーカーの製品を選ぶとよいでしょう。

グルタチオンを多く含む食品を摂取する

ごく少量ではありますが、グルタチオンを含む食品もあり、日常の食事から摂取することができます。

食品に含まれるグルタチオンは、研究により主に野菜や豆類などの植物性食品に含まれていることが報告されています。

グルタチオン含有食品の100gあたりの含有量目安一覧表

参考:J-Stage「植物性食品材料中のグルタチオン含有量

これらの食品のほかにも、具体的な数値の目安はないものの、パセリや枝豆、レバー、パン酵母などにも含まれているとされています。

食品で摂取できるグルタチオンは、医薬品やサプリメントと比較すると含有量は低いと考えられており、さらに熱などの加工に弱いため、長時間の加熱や高温調理で減少する可能性があります。

食品から摂れるグルタチオンは少量ではあるものの、食品に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も同時に摂れる点が大きなメリットです。そのため、日々の食事の中で多様な食品を取り入れることが大切です。

グルタチオンは何日で効果が出る?実感までの期間

グルタチオンの効果を感じるまでの期間には個人差があり、体調や目的、摂取方法によっても異なります。

グルタチオン点滴や注射は、体内に直接取り入れる方法のため、比較的早い段階で体調や肌の変化を感じる人もいます。

早い場合には、施術当日から数日以内に体のコンディションに変化を感じるケースもありますが、感じ方には個人差があります。
1回の施術で明確な変化を実感できるとは限らず、継続的に取り入れる中で徐々に変化を感じていく人もいます。

グルタチオンは、摂取してすぐに明確な効果が現れる成分ではなく、摂取方法にかかわらず、一定の期間をかけて徐々に変化を感じていくケースが多いとされています。
そのため、「何日で必ず効果が出る」と断定することは難しく、個人差も踏まえたうえで、数週間から数か月を目安に継続して様子を見るとよいでしょう。

グルタチオンとビタミンCを併用すると相乗効果がある?

グルタチオンとビタミンCは、どちらも体内で抗酸化作用を担う成分であり、併用することで抗酸化環境をサポートし合う関係にあることが知られています。

ビタミンCは水溶性の抗酸化ビタミンで、コラーゲン生成のサポートやメラニン生成、免疫機能の維持にも関わっていますが、抗酸化作用を発揮したビタミンCは「酸化型」に変化し、抗酸化力を発揮しにくくなるといわれています。
グルタチオンには、その酸化型ビタミンCを還元型へ戻す働きに関与しており、体内で再びビタミンCの抗酸化作用を発揮しやすいように作用します。

このような関係性から、グルタチオンとビタミンCを併用することで、以下のような相乗効果が期待できます。

グルタチオンとビタミンCを併用の相乗効果まとめ

これらの作用の感じ方には個人差がありますが、グルタチオンとビタミンCを併用することで体内の抗酸化バランスが保たれやすくなります。

ビタミンCは日常の食事でも摂取できますが、より効率的に補いたい場合には、目的に応じて点滴・注射やサプリメントで取り入れるとよいでしょう。

グルタチオンの点滴や処方薬の保険適用について

グルタチオンの点滴や処方薬は、使用目的によって保険適用になる場合と自費診療になる場合があります。

肌のトーンや疲労回復などの美容・健康目的でグルタチオンを使用する場合は、保険適用外となり、全額自己負担の自費診療となります。
美容皮膚科やクリニックで提供されている「白玉点滴」「白玉注射」「グルタチオン錠」などは、この自費診療に該当します。

一方、特定の疾患や症状の治療目的でグルタチオンを使用する場合は、保険適用となることがあります。医師が医学的に必要と判断し、適切な診断のもとで処方される場合に限られます。

グルタチオンが保険適応になる病気・症状

グルタチオンは医療用医薬品として使用されており、内服薬と注射薬で保険適用となる主な疾患・効能が異なります。

以下は、添付文書に基づき承認されている主な疾患・症状です。

グルタチオン内服薬(タチオン錠など)で承認されている効能・効果
  • 薬物中毒
  • 金属中毒
  • アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)
  • 妊娠悪阻(つわり)
  • 妊娠高血圧症候群

参考:GenomeNet「医療用医薬品:タチオン(内服用グルタチオン)

内服薬のタチオン錠やグルタチオン錠は、主に中毒症状や妊娠に伴う症状に対して保険適用が認められています。これらの症状で治療を受ける場合、医師の診断と処方により、保険診療として使用できます。

注射薬の場合は、内服薬よりも幅広い効能・効果が承認されており、以下の症状に対して保険適用となります。

グルタチオン注射薬で承認されている効能・効果
  • 薬物中毒
  • アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)
  • 慢性肝疾患における肝機能の改善
  • 急性湿疹、慢性湿疹、皮膚炎、じんま疹、リール黒皮症、肝斑、炎症後の色素沈着
  • 角膜損傷の治癒促進
  • 放射線療法による白血球減少症、放射線宿酔、放射線による口腔粘膜の炎症

参考:GenomeNet「医療用医薬品:タチオン(注射用グルタチオン)

注射用のグルタチオンは、内服薬よりも適応範囲が広く、肝疾患や皮膚疾患、放射線治療に伴う症状などに対しても保険適用が認められています。

病院やクリニックで治療を受ける場合には、治療費のほかに診察料や処方料などが別途かかりますが、自己負担割合(1~3割)で治療が受けられます。

グルタチオンのパーキンソン病への保険適用について

パーキンソン病は、脳内の酸化ストレスやグルタチオン量の減少が関連している可能性が指摘されており、海外や国内の一部では、補助的な目的でグルタチオン点滴が検討されるケースもあります。

ただし、その効果の現れ方には個人差が大きく、症状の変化を感じる場合もあれば、明確な効果がみられないこともあり、現時点では、治療としての有用性や位置づけが確立されておらず、研究段階にあります。

そのため、パーキンソン病に対する治療目的で、グルタチオンを使用する場合があったとしても、一般的には自由診療となり、保険診療の対象外です。

グルタチオンの使用については、病気を治す目的というよりも、あくまで補助的な選択肢のひとつとして、慎重に検討される点に留意しましょう。

グルタチオンの保険適用についてまとめ

グルタチオンの危険性は?副作用や併用禁忌について

グルタチオンはもともと体内に存在する成分であり、医薬品としても長く使用されていることから、比較的危険性の少ない成分と考えられていますが、まれに副作用が起こる可能性があります。

主な副作用
  • 発疹
  • かゆみなどの皮膚症状
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 胃部不快感
  • 下痢
重い副作用
  • アナフィラキシー※注射薬

これらは、いずれも頻度は低く、軽度であることが多いとされていますが、気になる症状が出た場合には使用を中止し、医師に相談しましょう。

また、グルタチオン注射薬では、ごく稀に、アナフィラキシーが報告されています。
このような反応は極めて稀であり、グルタチオンに限らず多くの注射薬で起こり得るリスクのひとつですが、苦しさや血圧低下、意識障害などの症状が現れた場合は、速やかに医師・看護師に伝えてください。

注射薬のアナフィラキシーについて

現在、グルタチオンに明確な併用禁忌薬はありませんが、シスプラチンなどの一部の抗がん剤治療を受けている場合、グルタチオンの作用が治療方針に影響する可能性が指摘されているため、がん治療中の方がグルタチオンを使用する場合には、必ず主治医に相談することが重要です。

医薬品グルタチオンの使用にあたって注意が必要な人として、添付文書上では「授乳中の方」のみ明記されていますが、以下に該当する方は、事前に医師へ相談したうえで、慎重に判断することが望ましいとされています。

  • 妊娠中の方
  • アレルギー体質の方
  • 肝臓や腎臓に持病がある方
  • 他の医薬品を継続して服用している方
  • 過去にグルタチオン製剤で体調不良を経験したことがある方

グルタチオンは危険性の少ない成分とされていますが、体質や治療状況によって配慮が必要な場合もあるため、不安がある場合は自己判断せず、医師や薬剤師に相談するとよいでしょう。

グルタチオンのよくある疑問

グルタチオンについては、美容や健康に関する情報が多く、疑問に感じる方も少なくありません。
ここでは、よくある質問について、現在の医学的知見をもとに解説します。

グルタチオン配合の化粧品は効果ないですか?

グルタチオン配合の化粧品は、まったく効果がないわけではありませんが、作用は限定的と考えられています。

グルタチオンは抗酸化作用をもつ成分ですが、分子量が比較的大きいため、化粧品として使用した場合は、主に角質層までの範囲で作用すると考えられています。

また、近年はナノカプセル化やリポソーム化など、浸透性を高める技術を用いた製品も開発されていますが、肌なじみや使用感の向上は期待されるものの、点滴や内服のように体内から作用する効果については十分なエビデンスはありません

そのため、グルタチオン配合化粧品は、肌表面の酸化ストレス対策や日常的なスキンケアの補助として取り入れ、必要に応じて内服や点滴などと併用するという考え方が現実的でしょう。

グルタチオンを摂り過ぎるとどうなりますか?

通常の範囲で使用している限り、重い健康被害が起こる可能性は低いと考えられています。

グルタチオンは水溶性の成分であり、体内で必要以上に増えた分は排出されやすい性質があることから、体内に蓄積して中毒を起こすリスクは高くありません。

ただし、極端に多量に摂取した場合には、吐き気や下痢、胃部不快感などの消化器症状が現れることがあり、このような症状が出た場合は、使用を一時中止し、改善しない場合は医師に相談しましょう。
グルタチオンは「多く摂れば効果が高まる」というわけではないため、用法用量を守って継続することが重要です。

グルタチオンを摂りすぎた場合のまとめ

グルタチオンで白髪が増えるって本当ですか?

グルタチオンが白髪を増やすという明確な科学的根拠は、現在時点では確認されていません

一部で噂される理由として、グルタチオンがメラニン生成に関与する点が挙げられますが、これは主に皮膚における色素沈着への作用を指すものであり、毛髪への影響を示す十分なデータはありません。

白髪は、毛根にあるメラノサイトの機能低下により、毛髪にメラニン色素が供給されなくなることで生じますが、その背景には、加齢、遺伝、ストレス、栄養状態など、さまざまな要因が関与していると考えられています。

このような点から、グルタチオンの使用によって白髪が増えると断定できる根拠は乏しく、直接的な影響は明らかになっていないというのが現在の見解です。

グルタチオンが品薄になったのはなぜですか?

グルタチオンが一時的に品薄となった背景には、需要と供給のバランスの変化が関係していると考えられています。
近年、「白玉点滴」などの美容施術が広く知られるようになり、美容目的での需要が増加したことで、医療機関向けの供給が一時的に追いつかなくなった時期がありました。

また、医薬品は決められた品質基準を満たす必要があるため、原料が十分に確保できなかったり、生産量の調整が必要になった場合、供給が一時的に減ることがあります。

こうした複数の要因が重なり、結果として一時的に薬剤の確保が難しい状況が生じましたが、現在は生産体制の調整が進み、極端な不足は徐々に解消されつつあります
しかし、需要が高い状況は現在も続いているため、グルタチオンの購入や施術を検討する際は、信頼できる医療機関や正規の販売元を選ぶことが重要です。

グルタチオンの美容・肝臓への効果と副作用【まとめ】

グルタチオンは体内で合成されるトリペプチドで、抗酸化作用や解毒作用を通じて健康維持に関与している成分です。医薬品としても長年使用されており、特に肝臓ではアルコールや薬物代謝を支える働きが知られています。

効果の現れ方には個人差がありますが、抗酸化作用やメラニン生成に関与する作用から、美容面では肝斑やくすみなどへのアプローチが期待されています。

グルタチオンを補う方法には、点滴・注射、内服薬、サプリメント、食事などがありますが、含有量や吸収率、継続のしやすさなどそれぞれ異なります。目的や体調、生活スタイルに合わせて、無理のない方法を選ぶことが大切です。

新宿30クリニックのグルタチオン配合【点滴・注射・内服薬】の料金

グルタチオン施術メニュー料金
白玉注射
グルタチオン1,200mg
初回3,120円
通常3,900円
白玉点滴|美白・エイジングケア
グルタチオン1,200mg+ビタミンC1,000mg+トラネキサム酸250mg
初回5,760円
通常7,200円
高濃度白玉点滴|美白・エイジングケア
グルタチオン1,800mg+高濃度ビタミンC2,500mg+トラネキサム酸250mg
初回7,920円
通常9,900円
飲む白玉点滴(グルタチオン内服)
タチオン錠60錠
6,400円
飲み会前注射
グルタチオン400㎎+強ミノダブル
初回2,000円
通常2,500円
二日酔い点滴
グルタチオン600㎎+強ミノダブル+ビタミンB1ニンニクダブル
初回5,760円
通常7,200円
超絶二日酔い点滴
グルタチオン1,200㎎+強ミノダブル×2+ビタミンB1ニンニクダブル
初回7,920円
通常9,900円
二日酔い対策セット
タチオン錠100mg15錠+五苓散15包
3,750円
タチオン錠15錠1,800円

当院ではグルタチオン配合の点滴や内服薬を複数ご用意しております。
新宿でグルタチオン配合の施術・内服薬をご希望の方はお気軽にご相談ください。

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